さて、桜井さんの曲がすごい秘密の1は、転調コードにあると前回ご紹介しました。
これは、2000年に発行された山下 邦彦氏の本で述べられた衝撃の分析結果です。
じゃあ、売れる曲を作るには、転調コードさえ使えばいいんだとなるとそれは違うと分析しています。
そして、その2つ目の秘密に、桜井和寿の真骨頂、真髄、センスの極意があるのです。
その天才たる所以とは。。。
ミスチルの曲がたくさんの人の心に響く秘密 その② 『ファミド』
ファミドです。ファミレスでもなければ、ファミコンでもありません。
ファミドこそ、桜井和寿の心に流れるメロディの骨格というべきものでああり、これが転調コードとの揺らぎのように重なるように奏でられたときに人の心を揺らす鐘になるのです。
というのも、通常なら、コードにメロディがひっぱられてしまって、パンチのない大きな流れに沿うようなメロディーに陥りがちなのですが、桜井さんのすごさは、このファミドメロディーを埋め込むセンスが天才的だというのです。
ファミド、ファミドと鳴らしてみてください。
ミスチルのあらゆる曲にちりばめられているのがわかります。
そして、この本の著者は、あるメロディーラインが桜井和寿の発明的なえげつないメロディとして紹介しているのが、クロスロードのサビのフレーズである、
♪誰もが胸の奥に♪
このメロディラインがザ・桜井和寿だと紹介しています。
このメロディラインは、その後、シーソーゲームでも出てきているとのこと。
サビの恋なんて~のあとの
♪いわばエゴとエゴの♪が
それにあたります。
この分析に当時私も衝撃を受けたのを覚えています。
また、桜井さんもこの本を読んだらしく、照れながらそうなんだって感じで読んだというコメントを読んだ記憶があります。
この二つを聞くには、シングルベストがおすすめです。
シングルベストアルバムは2枚ありますが、下記の年代の方にどちらも入っているので、
ぜひ聞き比べてみてください。
Mr.Children 1992-1995
その後の名もなき詩もファミド満載の曲ですね。
ですので、Mr.children 桜井和寿の天才たる秘密は、転調コードとファミド
これに尽きるとのことなのです。
しかし、わかったからと言って、ポンポコヒット曲が生まれるわけではないですよね。
天才が天才たる所以については、もっと面白いエピソードがあるんです。
これ聞いたら、この人神に選ばれてる人だと思いますよ。
モーツァルトの再臨じゃないか!ってきっとあなたも思うはず。
そのエピソードは、次にご紹介しましょう。
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